第 15 回シンポジウムのアブストラクトを「シンポジウムのご案内」に掲載いたしました。
日時:2024年2月28日(水)13:00-18:00
場所:東京大学医科学研究所 本館1階講堂
(当初、トミーホールとお知らせしておりましたが、会場が変更に
地下鉄南北線・三田線 白金台駅下車
今回は終了後、
会場でのご参加、懇親会ご参加ご希望の方は、2月20日までに に会場参加希望、会場参加/
ご不明の点などございましたら上記 にお問い合わせください。
ゲノム創薬・創発フォーラム 第15回シンポジウム
The 15th Sympodium of Genome Drug Discovery and Emergence Forum
「空間オミックス解析の創薬展開」
“Application of spatial omics analysis to drug discovery”
2024年2月28日 (水) 13:00 – 18:00
東京大学医科学研究所 本館1階講堂
開催趣旨
ゲノム創薬・創発フォーラムはヒトゲノム解明が進みつつあった1998 年に発足したゲノム創薬フォーラムに源流をもちます。2013 年には創薬だけでなく様々な医療分野への展開を目指したゲノム創薬・医療フォーラムとなり、2019 年より、異なる分野の専門家の議論によるイノベーションを誘発したいという思いが 「創発」 という言葉に込められ、新たにゲノム創薬・創発フォーラムとして発足しました。
今回のシンポジウムでは、空間オミックス解析をメインテーマとして取り扱います。従来のオミックス技術は一細胞レベルでの解像度までは達していたものの、異なる細胞種間の相互作用を解析することは叶いませんでした。近年登場した空間トランスクリプトームを中心とした空間オミックス解析技術は、組織切片上での位置情報取得と分子プロファイリングを可能とし、新たな疾患理解のためのアプローチとして注目されています。実際に、がんや心筋梗塞などの解析に応用することで、細胞間コミュニケーションの理解や、がんの初期段階における重要変化の解明などの成果が出つつあることから、この革新的な技術を起点とした新たな治療法・予防法の開発への期待が高まっています。まさに「ゲノム創薬・創発フォーラム」の名にふさわしいメインテーマとなっております。
本シンポジウムでは、空間オミックス解析の最新動向や応用例に焦点を当て、アカデミアおよび企業の第一線で研究開発に取り組まれている専門家の方々をお招きし、その知見を共有していただきます。疾患理解の新たなツールとして期待される中で、空間オミックス解析がもたらす可能性と課題について、幅広い視点で議論を展開し、新たな薬剤創出に向けたアイデアを共有する場となることを期待しています。
今回も会場とオンラインの併設開催となりますが、多くの皆様にご参加いただき、専門家との意見交換を通じて、 新たな気付き「創発」が得られる会になりますと幸いです。
オーガナイザー︓
東京大学先端科学技術研究センターシニアリサーチフェロー 油谷 浩幸
塩野義製薬株式会社バイオ医薬研究本部バイオ創薬研究所グループ長 六嶋 正知